鯵は中国語?調べてみると分かったその語源!


魚の名前を一字で表す魚へんの漢字の多くは、中国の漢字ではなく、
日本で作り出した「国字」と言われるものだそうです。

ですが、鯵(あじ)は国字ではなく中国の漢字だそうで、中国語でも
「鯵」という字を書いて、魚の「アジ」の意味になるそうです。

鯵の語源について調べてみると、諸説あるようでいろいろ出てくるのですが、
「中国からきた言葉」というものをポイントにしたものが有力なようなので、
まとめてみました。

鯵の語源

まず、中国語での「鯵」という字には、「生臭い」という意味があるそうです。では、鯵は「生臭い魚」ということなのでしょうか?もちろん、魚ですから生臭くない事はないですが、鯵が特に生臭い魚の代表だとは思えません。その由来には「鯵」の元となる漢字が関係あるようです。

まず「鯵」の音読みは「ソウ」です。そして「鯵」の旁の部分は現在の「参」ではなく「參」で、これもまた「」が簡略化されたものだそうです。

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つまり、もともとの中国の「鯵」は「魚編+」という字で、それが簡略化され、現在の「鯵」になったということです。よって「参」自体にはとくに意味は無く、もともとの字の「ソウ」の音を表していることになります。

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「鯵」の語源には、「おいしくて参ってしまう」や「最も美味の時期が旧暦の3月に当たる」などもあるそうですが、上述が正しければ、後付けということでしょうか…

最後に、日本語の「アジ」という読みの由来は、「味が良い事」だとされているようです。

鯵、イタリア語ではコルクのこと?

せっかく「鯵」の由来について調べてみたので、ついでにほかの国ではどのように呼ばれているのかも、少し調べてみました。
鯵はイタリア語でsuriと書き、スーリあるいはスゲレッリと呼ばれるそうです。この読みに似たスーゲロは、ワインのコルクのことで、鯵は海面にプカプカ浮いてくることからこのような名前で呼ばれているそうです。

イタリアでとれる鯵も、日本と同じくゼイゴと呼ばれる尖った大きな鱗がついており、10cm前後の小さいものが多いそうです。また、1キロ1ユーロと破格の値段ですが、味が淡泊すぎるせいか、イタリアではあまり人気がないそうです。

鯵、フランス語では通じない…

他の国の言葉で「鯵」を検索してみるものの、中々パッとしたものが見当たりません…。フランス語での検索に至っては「鯵Chinchard(あまり通じない)」とまで、出てきます。

実際に現地の日本の方の話によると、魚屋では、フランスで安めの魚であるサバやイワシと並び、低く格付けされており、魚介類に詳しい知人に聞いても「名前は聞いたことあるけど、それって飼料とかになる魚なんじゃないの?あなた食べるの!」とまで言われたそう。所変われば、品変わる…と言いますが、まさにその通りですね!

まとめ

正しいかどうかは置いておいて、日本では「美味しくて参ってしまう」や「味が良い」という由来がある「鯵」。しかし、国が変われば「コルクのよう」と言われてみたり、しまいには存在さえよく知られていなかったりと全く違う扱いです。

鯵の美味しさを知らない海外の人々には、是非、この美味しさを知って頂きたいですね!

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