メロンには主に温室で育てる温室メロン(マスクメロンなど)と
露地メロン(プリンスメロン、夕張メロンなど)の2種類があり、
その栄養価は育て方によって大きく違います。
温室ものはタンパク質とビタミンB1にすぐれています。
露地ものはビタミンAやビタミンCを多く含み、野菜並みの含有量と
なります。
値段や味の好みを問わず、栄養面ではそれぞれの長所をうまく使い分け
選ぶことが出来ますね。
温室もの、露地ものともに、メロンの主成分は果糖やブドウ糖などの
糖質です。
糖質は、代謝に必要なビタミンB1の助けなしでも吸収がよく、朝食に摂取
すると即エネルギーに変換され、元気な1日のスタートが期待できますね。
ただし、ダイエット中の場合には夜のデザートとして食べるのは避けた方が
良いと思います。
「優秀な夕張メロンの栄養価」
メロンには種類を問わずミネラルやカリウムが豊富で、多過ぎる塩分を体の外へ
排出して、ムクミを取る働きがあります。
更に高血圧などにも効果的です。
ただし、身体を冷やす作用もあるので、冷え症の場合は食べ過ぎないよう気を付け
ましょう。
夕張メロンのように赤肉の種類のメロンにはβカロチンを非常に多く含みます。
体内でビタミンAに変換され、視力の維持や、髪の健康、さらに喉や肺などの
呼吸器系統を守る働きもあります。
ビタミンAなどの有効成分の多くは、種の付近のワタに豊富に含まれます。
食感は良くありませんが、捨てずに丸ごと食べることがオススメです。
そして今やダイエット中の人に注目の酵素ですね。
年齢を重ねるごとに減少してくる酵素は、ダイエットに欠かせない
栄養素のひとつとして注目され始めています。
メロンにはククミシンというたんぱく質分解酵素が含まれているので
ダイエットのご褒美の一息に合うデザートになるかも知れません。
「美味しい夕張メロンの選び方と食べごろ」
美しいレース模様のような網目が表面を覆う夕張メロンは、その網目が
均一で細かい方が甘みや香りが良い傾向にあります。
形や重みも確かめながら、お尻の部分を少し押してみましょう。
軽く弾力を感じるものが美味しい食べごろのメロンです。
また、食べごろの期間は非常に短く、2~3日の間にどんどん熟して
しまいます。
保存する場合は冷蔵庫に入れ、なるべく早く食べることをお勧めします。
どうしても残ってしまったメロンは、皮を切り取り果肉だけを一口大に
切り分け、冷凍保存しておけます。
水分が飛ばないよう、しっかりラップをするか、密閉容器に入れて保存し
食べる時はそのまま氷菓としても、ミキサーにかけスムージーのように
しても良いでしょう。
その際に種やワタの部分も一緒にスムージーにすると、丸ごと栄養を摂取
できるのではないでしょうか。
まとめ
ちょっと高価な贅沢夕張メロン。
良いところを、余すことなく堪能して、美容と健康に取り入れ、そして
心にリッチなご褒美を届けてみてはいかがでしょうか。